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2005年7月20日

うつ病と脳内物質の関係

脳内は網目のような神経細胞ネットワークが複雑に張りめぐらされています。この神経細胞ネットワークを電気信号が流れることで情報の伝達が行われます。神経細胞と神経細胞の間にはシナプスと呼ばれる隙間があります。この神経細胞間(シナプス)は直接電気信号が伝達するのではなく、伝達物質が流れることで伝達されるのです。
伝達物質は、百数十種類あるといわれているのですが、代表的なものが、アセチルコリン、ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニン、ギャバです。

興奮作用物質
アセチルコリン・・・目覚め、学習、睡眠など
ノルアドレナリン・・・目覚め、集中力、積極性、痛みの喪失など
ドーパミン・・・快感、陶酔感など
セロトニン・・・感情、食欲、性欲など
鎮静作用物質
ギャバ・・・神経の興奮を抑える

うつ病は、ノルアドレナリンとセロトニンの不足が原因です。不足する原因は精神的ストレスなどが起因しています。ノルアドレナリンが不足すれば、集中力の低下、やる気の低下などの症状がでます。セロトニンが低下すれば、気分の落ち込み、食欲の低下、性欲の低下などが起きるのです。ノルアドレナリン神経もセロトニン神経も脳全体に分布しているため、これらの脳内物質の不足により身体に様々な症状が引き起こされます。
セロトニンが不足することでノルアドレナリンも不足すると考えられているようです。そのためセロトニンを増やすことでうつ病を改善することができると考えられています。
神経細胞から放出されたセロトニンは、神経細胞のセロトニン受容体へと伝達するのですが、放出した神経細胞には再吸収ポンプがあり、放出したセロトニンを再吸収してしまいます。すると伝達するセロトニンの量が不足してしまいます。
この再吸収ポンプの吸収作用を阻害することで、セロトニンの量を増やそうとする薬がSSRI(選択的セロトニン再吸収阻害剤)なのです。
三環系抗うつ薬も同様の作用があります。しかし、SSRIと違ってアセチルコリン受容体にも作用してしまうためアセチルコリンが不足して、口の渇き、便秘などの副作用(抗コリン作用)が出現します。
このようにSSRIは、セロトニンにのみ作用するため副作用が少ない優れた薬と言えます。

セロトニンの原料となるのが、必須アミノ酸のトリプトファンです。トリプトファンを多く含む食品には、ひまわりの種やバナナ、牛乳などがあります。
ノルアドレナリンの原料となるのが、アミノ酸のチロシンです。チロシンを多く含む食品には、納豆、チーズ、筍などがあります。

(参考書籍) 脳と心をあやつる物質 生田哲著 講談社
 

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投稿者 hideyuki : 2005年7月20日 05:12

コメント

こんにちはまたお邪魔させていただきます。成瀬さんとおっしゃる方のコメントに森田療法のことが書いてありました。私は森田療法を受けています。入院療法はしてませんが。ぜひ一度本をお読みになってみてください。また現代の薬漬け医療をどう思うかお聞かせください。

投稿者 れれれ : 2005年7月20日 13:56

>れれれさん
森田療法には興味があります。森田療法に関する本もたくさんありますね。図書館にありますので今読んでいる本が読み終わったら、是非読んでみたいと思います。
薬漬け医療に関しては、医師の技量にもよりますが、患者側にも問題があります。例えば、風邪を引いて病院へ行った時、約8割の医師は不必要な抗生物質を処方します。しかし、抗生物質を処方しないと今度は患者が抗生物質を処方してくださいと要求するのです。抗生物質は何にでも効くと思っているからです。医師の不的確な診断と患者側の無知さが今の薬漬け医療に結びついていると思います。
患者側がもっと勉強し知識を付けて医師に接すれば無駄な薬は減らせると思います。

投稿者 @ひでゆき : 2005年7月20日 14:47

こんにちは。成瀬です。
一時、フロイトやユングなどの精神分析の本に熱中したことがあります。フロイトについては、分析の中にかなり無理な解釈もあったりして、最近はあまり読んでいません。
フロイトは精神分析の祖として、偉大な業績を残しましたが、現在、精神療法としては、あまり使われていないんじゃないでしょうか。
むしろ仏教や禅といった東洋的な思想から、心を変えていく手法が、西洋でも注目されているようです。
認知療法や行動療法など、いろいろな療法がありますが、森田療法は世界中で認知された優れた療法であり、仏教や禅にも通じるところがあります。
ただ、人によって合う合わないもありますので、いろんな療法を試みて、自分に一番合ったものを選択するのが良いのではと思います。

投稿者 成瀬 : 2005年7月20日 21:57

>成瀬さん
ありがとうございます。
私は4年間薬物療法だけで、精神療法はまだ一度も試したことがありません。
みなさんの意見を聞いていますとやはり精神療法も必要だと思います。
まずは、森田療法の書籍を読んでみて、どのようなものか調べるところから始めてみようと思います。

投稿者 @ひでゆき : 2005年7月20日 22:29

じょこきちさんのブログでコメントを頂いたささです。詳しく教えていただき、ありがたく思います。主人は今まで1ヶ月を2回で合計2ヶ月ほどの休職はしました。傷病手当金については、途中までしか申請できませんでした。 退職は会社側からの無言の強制です。 ハローワークに言うかは、主人と話し合います。 色々教えていただいてありがとうございました。

投稿者 ささ : 2005年7月20日 22:54

>さささん
いろいろと大変だと思います。
お大事にしてください。

投稿者 @ひでゆき : 2005年7月20日 23:41

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